2022.06.01

アトツギ心得十箇条後編

■アトツギ心得十箇条

第一条 利他の精神
第二条 自分の手柄は無いものと思え
第三条 先代の立場も理解せよ
第四条 スタッフをやる気にさせよ
第五条 時代の変化に対応せよ
第六条 新規事業を立ち上げよ
第七条 デジタルと財務に強くなれ
第八条 外部に人的交流をつくれ
第九条 赤字部門は撤退するべし
第十条 夢と目標を持つべし

■第六条 新規事業を立ち上げよ

アトツギは、新規事業を立ち上げましょう!

これは、アトツギが経営者となるための練習でもあります。

先日も新規事業については書いたので細かいことは割愛しますが、アトツギは経営者の練習の為にも新規事業を立ち上げましょう!

■第七条 デジタルと財務に強くなれ

これもここのブログに以前書きましたが、アトツギは、デジタルと財務に強くなりましょう!

強くなると言っても、エキスパートになる必要はありません。経営者として知っておく必要があることを知っておきましょう!

デジタルについては、既存の業務システムやスマホアプリなどだけでなく、どんなAIがあり、どう活用できるのか?また、データサイエンスとは何なのか?データサイエンスを導入することで会社がどう変わったりするのか?などの最新情報を常に仕入れ、自分で触ることができるものは自分で触ってみて、どういう仕組みなのか勉強しましょう。

また、財務については、BS、PL、キャッシュフローを理解できるようにしましょう。決算書を読み解いて、財務分析ぐらいは出来るようになりましょう。会社の今を知り、これからの対策を考えられる程度には財務の知識を得ておきましょう。



■第八条 外部に人的交流をつくれ

これもここのブログに以前書きましたが、外部に人的交流をつくりましょう。

自分と同じ立場のアトツギとの交流は必須です。これは、同じ立場に立って同じ目線で話ができる友人知人がいた方が、同じ目線で悩みを聞いて貰えたり、仕事をしていく上でのヒントを大いに貰えるからです。

また、経営者の団体に入る場合は、1年間お試しで入ってみるつもりで入ってみましょう。これは、自分にとって会社にとってプラスにならないなら、その会費を払うのが無駄だからです。

例えば、普段は得られない知識や人脈を得られる、その団体を通じて国金に融資を申し込めば金利が安くなる、団体のメンバーがお客様になってくれたなどのメリットがあれば、その団体に居続けるメリットがあります。

しかしながら、その団体の活動をやってると楽しいからとか、その団体の役員に抜擢されたからとか、そう言うことで団体に居続けるのは、アトツギの社会的承認の欲求を満たすだけでしかありません。

会社にはなんのメリットもありません。すぐにその団体からは足を洗いましょう。

■第九条 赤字部門は撤退すべし

ほとんどの会社が部門という区切りでビジネス領域を区切っていると思います。

その部門ごとに、まずは損益を出してみましょう。売り上げ総利益ベース、営業利益ベースで出してみましょう。

例えば、一人の営業マンが複数の部門の営業をしている様な場合は、時間を部門数で割りましょう。

そうやって部門別損益計算書を出してみて、赤字になる部門はすぐに撤退しましょう。

もちろん、まだやり始めたばかりで数ヶ月以内に黒字になる見込みがあれば、そのまま続けてみてください。

但し、必ずいつまでという区切りを決めて、その間に黒字に出来なかったら、撤退しましょう。

いつまでも赤字部門を続けていたら、必ず、会社にとってはマイナスにしかなりません。

早めの損切り、それが経営のコツここなりです。



■第十条 夢、目標を持つべし

アトツギが生きがいを感じるためには、やはり夢や目標を持ちましょう。夢や目標で無くても、好きなことをやる。もしくは、好きな人達と仕事をする。これに尽きます。そうすることで初めて、やる気が生まれ、生きがいを感じることができるようになります。

できれば、その自分の夢や目標が会社の目指す方向と同じであると更に生きがいを感じることができるようになります。また、生きがいを感じるだけで無く、つらくて苦しいときでも何とか踏ん張って乗り越えることができます。

しかし、夢や目標が無ければ、何のために自分がここにいるのか?自分は言った何をやっているのだろうか?と生きる意味を見失ってしまいます。

そうなると、仕事が面白くないし、最悪の場合、鬱になり自殺してしまうことさえ有ります。鬱や自殺は言い過ぎかもしれませんが、少なくと仕事が面白くないという気持ちになることは間違いありません。

そうならない為にも、アトツギは夢や希望や目標を持ちましょう!!