会社が上手くいかない時ってのは、本当に辛いですよね。私も経験があるので、よく分かります。死んでしまおうかと本気で考えたことも何度かありました。しかし、今もなんとか生きて頑張ってます。生きてれば何とかなるもんです。ありのままを受け入れられるかどうか、ただ、それだけです。
■資金繰りが上手くいかない
資金繰りが上手くいかないパターンはいくつかありますが、仕入れの運転資金が足りないという資金繰りが上手くいかないときは問題ありません。ただ単に、新たな受注を少し遅らせれば良いだけですから。
しかし、売り上げが落ちて資金繰りが苦しくなってしまってるならば、給料払えなくなる前に、早めに手を打たないと、本当に倒産になってしまいます。
土地などの担保があれば、銀行から融資を受けられるように交渉しましょう。
また、同時に売り上げ対策を考えなければなりません。
どの道、銀行からの融資を受けるにもビジネスプランを作らないといけませんから。
まず、何故、売り上げが落ちてるのか?これを分析しないことには始まりません。
商品寿命の問題なのか、営業マンの問題なのか、時代(例えばコロナの影響)なのか、得意先を他社に取られたのか、などなど、分析が必要です。
その上で銀行も納得する実現可能なビジネスプランの作成が重要になります。
資金調達も多様化してきてる現代、商品開発にクラウドファンディングを活用したり、ファンドの資金提供も比較的、中小企業にも身近になりつつあります。
資金調達方法も考えながら、売上ダウンの原因を考え実行していかなければなりません。
また、本当に苦しくなってきたら、銀行からの借り入れがあれば、借り換えや私的整理等も視野に入れなければなりません。
利息だけでも払ってれば、銀行も待ってくれる場合が多いです。
いよいよの時は、固定費削減に着手しなければなりません。まずは社長の給料削減、それでもダメなら取締役全員の給料削減、それでもダメなら、家賃やリースなどの見直し、それでもダメならスタッフに頭を下げて、スタッフの給料削減にも手を着けなければなりません。
そうなると、優秀な人間から必ず辞めていきます。だから、極力、給与削減はしないようにしなければなりません。
そうならないためにも早め早めに手を打ち、出血を止め、手術を施し、根本的な原因を取り除かなければなりません。
■スタッフから突き上げを食らう
スタッフから突き上げを食らうことも稀にありますよね。これも辛い。
これは、スタッフが男性か女性かで変わってきます。もちろん、男性も女性も人間的に尊敬できる上司であるか?という点では、この人についていこうと思うか?という意味で共通しています。それを踏まえた上で、
スタッフが男性の場合は、1対1でとことん話し合うことです。スタッフの中で声の大きいスタッフが男性がいたら、まずは、そのスタッフととことん話し合うことから始めましょう。
スタッフが女性の場合は、遠い目標より目先の損得勘定を揺さぶる身近な目標を与えて、それを達成するために一緒に走って行く姿勢を見せましょう。
また同時にスタッフみんなをサポートしながら、一緒に走って行けば、段々とみんなの心が1つになっていきます。細かいことは色々ありますが、とにかく、プロジェクトが成功すること、みんなが疲弊せずに一生懸命頑張れる環境をつくること、これらをやっていけば、おのずとみんながついてくるようになる可能性が高くなります。
■自分に能力が足りないと感じたとき
これは誰にでもあることです。だから、気にしない!が一番良いのですが、それでも気になるのであれば、周りに助けて貰いましょう。
上司だから部下より何でもできる!という訳ではもちろんありません。
部下の方が得意な事が多いものです。
なので、部下が得意な事は迷わず、助けと貰いましょう。
そうすることで、自分が苦手なことも会社としては解決するとができます。
社長は人間性を磨いてさえいれば、必ずスタッフが助けてくれます。それを当たり前とは思わず、感謝して部下に接していれば、スタッフの方から助け船を出してくれるようになるでしょう!
■一人で悩まない
とにかく、会社がうまくいないときは、自分に原因をもとめつつ、一人で悩まないことです。
先代である父、母、兄弟、他の取締役、顧問税理士や経営コンサルタント、社外のアトツギなどに相談して、ヒントをもらううにしましょう!
一人で悩んでても何一つ良いことはありません。
必ず、誰かに相談することで、自分の心のケアにもなります。