2022.04.07

ビジネスプラン

■夢と目標とビジネスプラン


夢と目標とビジネスプランでも書きましたが、ビジネスプランは、経営者と会社の夢や目標であり、スタッフの夢や目標を実現するための器である必要があります。


そう言うことを考えながらビジネスプランを作成します。


■まずは大局的に


まずは、そのビジネスプランの期限、年間プランなら期末の時にこうなっていたいという会社の姿をイメージしましょう。次に損益計算を考え、資金分岐点を計算しましょう。そこから賞与や期末の会社の姿によっては、設備投資などの必要資金をざっくりと計算しましょう。その後、必要売り上げを算出します。


そして、その売り上げと最終利益を達成させるための手段に落とし込んでいきます。


■5W2Hで考える


ビジネスプランは、5W2H(いつ、どこで、だれが、なにを、なぜ、どのように、どのくらい)で作成しましょう。


まずは、売り上げを達成させるために何が必要なのか?
設備投資?DX?社員教育?社員採用?融資の申し込み?
考えられることを書き出していきましょう。
次に、それらをどうやって実行させるか考えましょう。例えば、設備投資なら、設備投資のお金はどうするのか?業者はどうするのか?設備投資した設備を使える人材はどうやって育てるのか?などなど
そして、いつまでにそれらを実行するのか?考えます。次に、その設備はどこで使うのか?本社なのか?もしくはインターネット上なのか?など考えます。最後にどのくらい必要なのかを考えれば、5W2Hで考えることが出来ました(何故は売り上げを上げるため。どのようには業者から購入し使う)。


これらを計画に落とし込んでいきます。


次に、経費を確認します。売り上げを上げるためだからと言って、無尽蔵にお金を使っていたら、売り上げは上がっても利益が出ません。利益が出なければ、賞与を出すことが出来ません。ましてや、赤字となり、赤字が続けば倒産と言うことにもなりかねません。


なので、バランスを考えながらどこまで経費を使って良いのか?数字とにらめっこしながら検討していきます。


■資産活用


ビジネスプランを作成しながら、売り上げを上げる方向とは別に、余裕資金があれば助かりますよね。そう言うときは資産がないか、バランスシートを見て資産活用を考えましょう。


もし、眠っている資産があれば、すぐに起こしてあげましょう。


例えば、土地。土地が更地で何もお金を生んでいないのであれば、お金を生む方法を考えましょう。例えば、アパートを建てて経営するとか。また、昨今の流れでオフィスがリモートワークとなって今までのように必要無いのであれば、不要な部分や時間を他社に又貸しするとかも良いでしょう(又貸しして良いか不動産契約は確認してくださいね)。


この様に、眠ってる資産があれば起こしてあげましょう!


■ビジネスプランの完成


簡単にまとめましたが、このような流れでビジネスプランを作成していきます。もし、銀行からの融資を考えているなら、銀行がこのプランなら融資してもいいと思うかどうか、税理士や銀行担当者に聞いてみましょう。まだまだ抜けてるところや、実現方法が不明なところとかがあるかもしれません。


銀行融資を受けないとしても、顧問税理士に聞いてみましょう。税理士目線でアドバイスしてくれるはずです。


そして、完成したら、内外に発表しましょう!但し、誰にどこまで発表するかは、要検討です。


これで完成だ!ワーイ!とはいかないのが、ビジネス。完成したビジネスプランは、各部署各人の行動計画に落とし込んでいきます。


そして、人事評価と絡めながら、スタッフ1人1人が夢や希望を持って、自己実現できるかどうか確認し、行動計画通り行動できれば評価されていく仕組みを作って、やる気を出させましょう。


最後に毎月、ビジネスプランの進捗をチェックし、遅れがあればプランを見直すなりして、ビジネスプランの達成に向けPDCAを繰り返していきましょう。