■部下育成
部下育成とは、字のごとく、部下を育て成長させることです。
育て成長させる、言うのは簡単ですが、実際にやるのは時間もかかるし面倒くさいし大変ですよね。
でも、2代目・後継者・アトツギ(以下、アトツギという)は、将来の右腕左腕になるかもしれないから、気合いを入れて頑張って育成しないといけません。
しかしながら、常に一緒にいて事細かいことまでイチイチ指導していたら、これまた時間が足りません。
なので、どうやれば自分は自分の仕事をしながら、部下育成できるのか、考える必要があります。
■ITでできることはITを使おう
教え育てる中にもITは色々と使えます。例えば、YouTubeにはありとあらゆるテーマの動画がアップされています。
知りたいことの8割~9割はYouTubeで動画がアップされているので、それを見れば知識は得られます。
また、社内の知識的な情報についても動画を作成しYouTubeにアップして関係者しか見られないようにしておけば、人が教える手間を省けます。
更に、グループウェアやERPを導入すれば、日々の先輩や上司がどういう行動をしているのかなどを把握できます。
コミュニケーションは、ChatworkやSlackを使えば、チームで履歴を追いながら会話することができます。
また、AIを使って部下がどこが弱いかを分析したりできます。例えば、営業で訪問件数は問題ないが、セールストークが苦手と分かったりします。そうすれば、セールストークを強化してあげれば、営業成績が上向いたりします。
また、量子コンピュータを使って、複数の部下がどのタイミングでどのお客様に行けば、1番効率がよいかを瞬時に計算できます。
本物の量子コンピュータを使うのはまだまだお金がかかりますが、AWSやAzureには擬似的に量子コンピュータの振る舞いを行うシミュレーテッドクオンタムというサービスがあります。これを使えば、安価に量子コンピュータを使うことができます。
■部下育成 × IT
個々の企業に個別に話をしないと中々、具体的な話しはできません。しかし、アトツギは、ITを使って部下育成も効率化を図り、部下を育て成長させることで会社に貢献する人材にしていかなければなりません。正に、アトツギの手によって、人材から人財に成長させるのです。
アトツギが考えなければならないのは、いかにして要所以外はアトツギが直接指導しなくても部下が考えて育ってくれるかです。
アトツギは、いつも自分のコストを度外視しがちです。しかしながら、アトツギは意外と高コストなわけですから、アトツギ自身のコストを意識しなければなりません。
ですので、ITを使って可能な限り、自分が動かなくても育てられる環境を構築しなければなりません。
また、ただITを使うのではなく、AIなどを使って今まで人がやらなければならなかった部分を可能な限り、ITに任せてしまいましょう。
そうすることで、部下育成の生産性を向上させることができます。