■アトツギの経営者としての価値観
松下幸之助、本田宗一郎、盛田昭夫、稲盛和夫などの本を読むと共通して言ってることがいくつかある。
1つ目は考え方価値観が大切。
2つ目は行動しないと何の意味も無い。
3つ目は利他の精神で。
言葉は違えど、この3つのことを共通して言っている。
特に価値観というのは大切で、アトツギがサラリーマンの価値観を身につけていると、会社は上手くいかない。
失敗を恐れたり、人のせいにしてみたり、自己中心的な考え方だったりしても会社は上手くいかない。
また、どんなに小さい仕事でもしっかりとやることの大切さや上手くいかないときの原因は自分に求めるなどの当たり前と言えば当たり前の事が書かれてることが多い。
私も会社経営に関係なくても、人としてどうあるべきなのか?とは、常に私も考えてはいるし、極力実践してはいる。
しかし、まだまだ人間として未熟だとつくづく思う日々である。
■スタッフの価値観は多種多様
組織が大きくなってくると、目指す方向性は同じでも価値観は多種多様です。これらをまとめるのってホント大変です。
例えば、自民党と共産党を1つの党にしてまとめるのって、まず無理ですよね?
でもビジネスの世界ではそれをやってのけないといけません。違う価値観のスタッフでも会社の方向性だけは合わせて、その上で会社組織の中で会社に貢献できる環境を提供しなければなりません。
これが難しい。なかなか価値観が違う人をまとめ上げるのは難儀です。こるができる人はすごいなぁと心から思います。
こういう場合は、ビジネスプランで方向性を1つにして、その方向に向かわせるしかありません。
■顧客の価値観も多種多様
昨今、顧客の価値観も多種多様で、昔みたいに大量生産大量消費とはなかなかいきません。
きめ細かいサービスや商品のラインナップでいろんなお客様に対応する。そういう時代です。
しかも、昔に比べて質も良くて安い商品というのがホントに増えましたよね。なので、なかなか値段だけで勝負とか品質だけで勝負とか難しいビジネス環境になってきてます。
なので、多品種小ロットで対応するか、商品サービスを1つに絞って対応するかのどちらかになります。
■結論
この様に価値観は時代と共に変化していくものの、アトツギの大切な部分の価値観は普遍的なものです。
故に、普遍的な価値観については、やはり身につけるべきですよね。
普遍的な価値観は、どんなに時代が変わっても常に変わらないもの。人としてどうあるべきか、経営者としてどうあるべきがという観点から考えられた価値観です。
ですので、割と宗教に近い考え方にどうしてもなってしまいます。
宗教も人としてどうあるべきかと説いた事が宗教の基本です。従って、経営者としての身につけるべき価値観に似ています。
日本ではオウム真理教などのいかがわしい宗教も少なくないので、どうしても宗教的な話しをすると毛嫌いされてしまいます。
しかし、元来は宗教というものが人の生きる道しるべとなり、導いてくれるものなのです。
アトツギとしてのあり方も宗教とは関係なくても人として、人の上に立つ人間として、どうあるべきかを死ぬまで追求していかなければならないのです。
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