2022.03.25

2代目・後継者・アトツギのブレーンの育て方

私のブログ「スタッフは全員社長を見て仕事してる」でも書いたように、基本的には2代目・後継者・アトツギ(以下、アトツギと言う)が入社した時点では、自分以外のスタッフは全員先代のその時の社長を見て仕事してます。
では、アトツギである自分のブレーンはどうやって育てれば良いのでしょうか?


社内にいわゆる「爺(じぃ)」的な存在がいれば比較的育てやすいのですが、そうじゃないなら、地道に十年以上かけて育てて行くしかありません。
ブレーンを育てるのは、短距離走ではなく、フルマラソンです。長期的に育てていくしかありません。
なにより重要なのは、アトツギがブレーンとなりそうなスタッフの人心をガッツリと掴めるかどうかです。
人心をガッツリと掴むのが得意なアトツギであればさほど問題はありませんが、苦手な場合はアトツギの努力がかなり必要になります。


人見知りが激しいタイプやあまり他人のことを考えられない性格のタイプだったりすと、努力が必要です。
人見知りは割と慣れさえすれば問題が解決することが多いのですが、問題はあまり他人のことを考えられないタイプや損得勘定の強いタイプはかなりの努力が必要です。タイプ的にはお山の大将タイプに見えるけど、結局、自分が得することが優先なんだなと思われてしまうと終わりです。
このブログを書いてる私も100%出来てるわけではありませんが、やはりスタッフから見たら、スタッフのために動いてくれる人間についていこうと思うものです。


次に考えないといけないことは、イエスマンでは意味が無く、アトツギである自分に対してもある程度対等にものが言える関係性を構築しなければなりません。
あまりにもものが言えすぎると、どっちがアトツギなのか分からなくなります。なので、ある程度のレベルで苦言が言えるような関係が必要なわけです。


まぁ、言うは易く行うは難しですがね…(^^;)


あとは、会社の状況やブレーンのタイプにより諸葛孔明タイプで丞相(番頭)1人が引っ張るタイプなのか、役割ごとに配置してチームでやっていくタイプなのかによっても変わってくるでしょう。


あ、言い忘れてましたが、もちろん、理念やビジョンに基づく目標があり、夢を語り合えることも非常に重要ですよ。


この様に、アトツギのブレーンというのは、アトツギが十年以上かけてゆっくりと育てて行くしかありません。
アトツギは、入社したその日から、ブレーンを育てることを意識して日々の仕事に取り組みましょう。