■2代目は、ずるい！
2代目は妬まれます。多かれ少なかれ必ず妬まれます。絶対に妬まれます。これは仕方の無いことではあります。周りか見たら、努力もせずに先代の息子、娘と言うだけで後を継げる美味しいポジションにいるわけですからね（笑）だから、みんな、2代目はずるい！＝妬みになる訳なんですが、それは、2代目のあなたのことを知らない人がそう思うだけです。2代目が人間的に素晴らしい人間であれば、もしくは、強力なリーダーシップを生まれ持った人であれば、2代目のあなたを知ってる人は、妬むことはなく、むしろ、あなたについて行きたいと思うでしょう。
■小さな会社の2代目
これからの時代、AIやデータサイエンスなど、緻密な数学が得意な2代目がもてはやされそうな気もしますが、小さな会社では、それは逆に嫌われる要素になってしまいます。創業者なら問題ないのですが、2代目であれば、周りは上司か先輩が多いはずです。そうなると、頭のいい2代目は嫌われます。自分の言うことを聞かずに、経験も無い人間に偉そうに言われたくないですからね。そう考えると、2代目は、やはり、人間性が問われることになります。希にものすごいリーダーシップを発揮する人がいますが、そういう人は、ほんの一部でしょう。2代目のほとんどは、強力なリーダーシップを持った特別な人間ではなく、普通の人間です。そうなると、普通の人間が求心力を得るにはどうしたらよいのでしょうか？
■問われる人間臭さ
普通の2代目さんが社内でスタッフに対し求心力を得るには、人間性、人徳でスタッフの心を掴んでいくしかありません。言い換えれば、良い意味で人間臭さが必要です。人間臭さとは、人の3倍動き、顧客のため、スタッフのために身を粉にして働き、周りからあの人が言うことなら聞いてあげようかぁと思わせなければならないと言うことです。決して常に真面目である必要はありません。誰のために動いているのか？誰が笑顔になるからやっているのか？これだけを忘れずに必死になれば、自ずと周りがついてくるようになります。
■周りの雑音を消す
そうやって人間臭さを出していけば、段々と周りが2代目だからとか、ボンボンが、という言葉を周りの人が消してくれるようになっていきます。そうなれば、もうこっちのもの！立派な次期社長として周りを巻き込みながら会社を継いでいくことができるでしょう
