2022.05.11

先代とアトツギが考えるべき理想



■先代と理想を語り合おう

とかく先代とアトツギは仲が悪いことが多い。これはお互いが我が前面に出てぶつかるからです。

でも考えてみて下さい。同じ方向に向かってるなら、手法手段の違いはあれども、そんなに衝突する事は無いのでは無いでしょうか?

手法手段も方向性がしっかりしてるビジネスプランに基づけば、絶対とは言いませんが、ぶつかるようなことは少ないように思います。

特にオーナー色の強い中小企業は、経営理念やミッションやビジョン、下手したら、ビジネスプランでさえ、オーナー社長の頭の中にあることが多く、末端の社員までに経営理念がすり込まれていないことがあります。

空で経営理念を言えるスタッフがどれくらいいるでしょうか?

経営理念は、末端のスタッフまで浸透していなければ意味がありません。

その為にもまずは、経営理念、ミッション、ビジョン、ビジネスプランをトップである先代とアトツギがよ~く話し合い、決定し、公布し、スタッフ全員が頭の中に叩き込むように仕向けていきましょう。

■会社の存在意義

自分の会社は何故存在するのか?

これ、経営理念などを考えるときに必ず考えることですよね。では、すぐに自分の会社の存在意義を答えられる人はどれぐらいいるでしょうか?

少なくとも先代やアトツギは即答できなければなりません。

簡単に言うと、世のため人のためになってないと会社は存続できません。

自社が何のために存続しているのか、まずは考えてみましょう。

その上で普遍的な経営理念を考えてみましょう。

■ミッションの策定

経営理念ができたら、ミッションを策定しましょう。
ミッションは経営理念に基づき、なぜ、このビジネスを自社がやるのか?という使命です。

このビジネスドメインで自社が何故ビジネスを展開するのか?

その結果、世の中がどのように変わり、どのように人類の役に立つのか?

これを考えて示すことが、ミッションなのです。



■ビジョンの策定

ビジョンは、ここ30年ぐらい先の自社の姿を現します。

経営理念やミッションに基づき、社会の変化に合わせて、自社がどうなっているべきかを分かりやすく表します。

ミッションやビジョンは、時代の変化に対応していくべき事柄です。技術革新や価値観の変化など、時代が変わったら、変更していく必要があります。

企業は強いものが生き残るのでは無い。変化に対応できるものが生き残るのです。

祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。奢れる人も久からず、ただ春の夜の夢のごとし。猛き者も遂にはほろびぬ、偏ひとへに風の前の塵におなじ。

と言うことです。平安鎌倉時代から変化に対応できる者が生き残ると表しているのです。

■ビジネスプランに落とし込む

ビジョンまでできたら、ビジネスプランに落とし込んでいきます。

最低でも1期分、できれば、3期分のビジネスプランを作成し、具体的な行動計画にしていきます。

ビジネスプランの作成の仕方は、このブログの別の記事に書いたので割愛しますね。

■先代と夢を語り合おう

ここまでできたら、先代と夢を語り合えます。このビジネスプランが実現したら、スタッフがこういう風に幸せになれるよね!とか、地域の人達にこういう貢献ができるなぁとか、自社の新規事業を立ち上げてこういう風に展開できるな!とか。

前向きな夢を語り合うことができるようになります。

先代の俺がこうしてきたんだからこうすればいいんだ!は、通じなくなりますし、アトツギの地に足が付いてない新規事業もきちんと論理に基づいた新規事業になり、先代も納得してくれるはずです。

できれば、経営理念、ミッション、ビジョン、ビジネスプランの策定には、税理士や社会保険労務士、弁護士や経営コンサルタントなどを巻き込み、第三者の目線でどうなのか?という意見を取り入れるようにしましょう。

そうすれば、先代も税理士がOKしたからコンサルがOKしたから、という安心感が持てます。アトツギにしても地に足が付いたプランを作成したわけですから、その範囲内で思いっきり暴れることができるようになります。

 

私のブログは、 note でも絶賛更新中! note だけに書き下ろした記事もあるよん!