2022.06.21

海を観ながらアトツギを考える

■海を見ながら

海を見ながら色々と考えていた。今の日本、これからの日本、どう考えても何らかの形で海外で仕事をしないと、本当に未来を切り開くことができないと。

まず、日本という国がどうなるのか?経済に限って考えてみると、少子高齢化、構造的な円安、実質賃金が構造的に向上しない政治の怠慢、世界的な気候変動、中国やインドの人口爆発並びに経済発展による食や水の奪い合い等々を考えると、この日本がこれから世界とまともに闘う事がかなり難しくなる。

1番は、インフレとそれに伴う賃金の向上が継続的に起きない限り、どんどん日本は安くなっていく。

賃金も名目ではあるが、アメリカと比べて倍以上差をつけられてる。と言うことは、日本は欧米から見て安い労働力と言うことになる。

また同時に株価もアメリカと比べてかなり安い。マイクロソフトが現金でソニーを買えるぐらい日本の株価は国際的に見て相対的に安い。

経済安全保障という観点から色々と規制がかかるかもしれないが、単純に考えて欧米や中国企業が日本企業をどんどん買収したっておかしくない。

逆の観点で物事を考えてみると、自社のスタッフの給料を継続的に向上させていくには、相対的に国際社会の中で、他国と比べても安くない給料にしなければ、外国人を含めて優秀なスタッフが集まらない。

では、どするか?やはり、何らかの形で海外でビジネスを展開させるしかない。その結果、国際的なインフレの中での商品やサービスの値段で海外で売り上げ、国際標準の利益を出していく。

その上で、円安時に円に換えて自国内のスタッフに還元するやり方をやるしかない。

そうすれば、国内と海外での値段の差と海外での売り上げという意味で、国内のスタッフにも給料を上げ続ける原資を作ることができる。

ただ1つ気を付けなければならないのは、欧米は大丈夫とは思うが、地政学的リスクや通貨危機やハイパーインフレみたいな国際間取引特有のリスクは、必ず気をつけておく必要がある。

■日本酒、農業、漁業

私がもし今ある程度の余裕資金があって、全く新しく事業を展開させようとするならば、日本酒、農業、漁業の3つをやるだろう。

この3つの業界は、ほとんど経営という視点でのビジネスが行われていない。

親方日の丸に守られ、規制に守られているが故に、ビジネスにマーケティングすら取り入れてないし、ましてやイノベーションなんか全く起きていない。

ちょっとまともなことをやるだけで、少なくとも国内の同業他社には必ず勝てる。

そして、この3つの分野は海外展開もしやすい。なぜなら、国が後押しをしてくれるからだ。

私がまずやるとしたら、年中安定して売り上げが上がるように工夫するところから始める。

まずは、酒の製造や野菜の栽培、魚の養殖などを数種類、季節を換えて収穫できるように工夫をし、天候に左右されないように工場化するだろう。

次に出来上がった生産物を加工し、二次展開するだろう。例えば、お酒と野菜を組み合わせ、野菜スムージーのアルコール飲料などをカフェなどで提供してもいいし、小売りしても良いかな。

更には、これらの加工した品を海外に販売する。

まずは越境ECから始め、徐々に現地での卸売にも展開させていく。

また、現地での直営のカフェや魚・野菜・日本酒を中心としたレストランも展開できるだろう。

レストランができるならば、UberEatsなどを使ったデリバリーもできるし、色々展開することができる。

■生産性向上させるしかない

一方で国内のビジネスを考えたときに、少子高齢化や生産性の低さなどを考えると、生産性を向上させるしかない。

今一度、コンピュータ化自動化する事ができる余地がないかを全社的に見渡す。

それからバックオフィスの外注化(ただコストの削減だけでなくデータの利活用などによるバックオフィス業務の収益化なども検討)も考える価値がある。

それから単純に客先に単価アップをお願いすることも考える。当然、今までと同じ商品サービスや他社も取り扱ってるような商品やサービスでは、単価アップをお願いすることは難しい。

従って、自社にしか取り扱いができない商品やサービスを仕入れるか開発することが重要になる。

その結果、単価アップをお願いし、利益率の改善、結果として生産性向上に繋げていくことができる。

この様に様々な努力を重ねることによって、生産性向上を実現させていく。

■DXで実現させる1月1人当たり売上総利益200万円

生産性の計算はややこしいので、生産性に近い計算指標として私は1人当たりの売上総利益を重視している。同時に1人当たりの営業利益率も重視しているが、ここでは1人当たりの売上総利益の話しをしようと想う。

いろんな事をやった後に、DXの実現を考えながら、一月1人当たりの売上総利益200万円を達成させよう。

私の考えるDXとは、一言で言うならデータサイエンスの世界だ。

まずは、あらゆるデータをどうやって集めるかを考える。この時、今までデータとして扱ってこなかったような動画や音声や感情などもデータとして可能な限り集められるように考える必要がある。

そして、データをサイエンスし、あらゆる統計手法を使い、データを価値ある物に加工する。

加工された価値あるデータを武器に生産性向上に繋げる。

例えば、ビッグデータと自社の営業成績を組み合わせ、データを加工し、顧客に物が売れる可能性が高いタイミングと売れる品物の情報を提供する。

そうすると、同じ商品でもいつ何がどこでどのくらい売れるかを予測したデータという付加価値がくっついてくるから、単価を高く設定することができる。

ちょっと考えただけでも、この様に生産性向上にDXは役立つ事が分かる。

もちろん、提供される予測データがある程度、正確に当たらなければ意味が無い。

なので、データサイエンティストやAIの開発はとても重要になる。

この様に時代はデータを制する者がビジネスも制する時代へと変化し始めているのてある。